1985年(アルファ電子)
野球を元にしたスポーツゲーム
実際の高校野球全国大会と同じで、
各都道府県から1校(北海道・東京は2校)
出場する形式
プレイヤーはそのうちの1校を選び、
他校(コンピュータ)と対戦する
<ザ・高校野球-ゲーム画面>
操作は 4方向レバーと ボタン3つ
ザ・高校野球をやってみる
高校野球のゲームとしては
初期の作品だと思います
高校名もローマ字表記とはいえ、
実在っぽいです(大阪は PLでした)
まずは高校を選択
各都道府県にカーソルを合わせると
県名と学校身が表示されます
<ザ・高校野球-セレクト画面>
最初は埼玉県になっているので、
これでやってみましょう
“AGEO” 高校だそうです
対戦相手は東東京代表 “NIHON” 高校です
こちらの専攻で始まります
ピッチャーが投げる、バッターが打つ
の場面では こんな画面です
<ザ・高校野球-1回表-1>
ホームベースの前にある “印” が
ボールを投げる位置です
打つ方にもバレてしまうわけですが、
変化球だと “印” の位置から変化します
そしてバッターが打つと こんな画面に
<ザ・高校野球-1回表-2>
みんなボール方向へ走るので、
結構ヘタクソな守備です
ボールが内野に返球されると、
<ザ・高校野球-1回表-3>
3種類目の画面になります
これはバッターが打つ画面と
兼用できると思うけどなあ
しばらくプレイして思ったこと
このままプレイ続行していきました
通常の高校野球とは かけ離れた
部分があるので、いくつか挙げてみます
・ フライ以外は取れない?
まず、内野手はゴロは取ってくれません
(たぶん)必ず外野まで転がっていきます
そのゴロも外野手はほとんど取れず、
後方へ追いかけて取りに行きます
・ ヒット性でもヒットになりにくい
外野まで転がっても なぜかヒットに
なりにくいのです
ライト側へのゴロだと、
1塁で刺されることがあります
ランナーがいれば、
2塁フォースアウトにされるので
レフトゴロ、センターゴロも
しょっちゅうです
・ ツーベースはエンタイトルだけ
外野フェンスまでゴロで抜けても
1塁セーフがやっとです
なぜか、ワンバウンドでのフェンス越えは
なりやすいので、
エンタイトルツーベースは割と多いです
・ スイングしても当たればデッドボール
これは問題ないかも知れませんが、
CPUも結構当ててくるのですよ
1コインでのプレイ制限は?
スポーツゲームにおいて、
この問題はどの競技にも存在します
本作では「結構長く遊べるなあ」
と思っていると、
それは突然にやってきました
5回裏、2アウト満塁の場面
相手バッターはライトへ打ちます
「よっしゃ!ライトゴロ行けるぞ」
と思って1塁に投げたら、
<ザ・高校野球-コンティニュー>
INSERT COIN CONTINUE GAME
の表示です
「インプレイ中ですよ!」
と突っ込みたくなりますが、
これは 右下の赤色の数値「-400」が
関係しているようです
ここは通常、紫色で数値が表示されてます
アウトを取るとプラス、ヒットを打つと
プラス、逆に 被安打などではマイナスと
なるわけです
つまり持ち点を使い果たしたのでしょうね
ザ・高校野球の最後は?
こんな感じで最後を迎えるとは、
思ってもみませんでした
いよいよ9回裏
先程の試合を まだ続けています
<ザ・高校野球-9回裏>
9回裏、2アウト2ストライク
あと1球で終わる場面です
スコアはなんと 38-3 !
阪神の有名な大敗よりもスゴいです
とっくに勝敗が決まってる状態でしたけど、
打ち続けないと 持ち点が無くなって、
コンティニューになってしまうのですよ
で、3アウト目を取ると
「試合終了です」と大きく表示されます
これで大会も終了?
次の画面で驚きの事実が判明します
<ザ・高校野球-エンディング>
準優勝-東東京代表
優勝-埼玉代表
えっ、決勝戦だったの?
1回戦と思ってました
たしかに何試合もやりたくないなあ、
とは思いましたけどね
(1試合が普通に長いです)
これでゲームオーバーになります
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