MAPPY-1983年(ナムコ)
アーケードで登場したマッピーですが、
家庭用ゲームになってヒットした感もあります
<マッピー-ゲーム画面(アーケード版)>
2方向レバー(左右)と、ボタン一つという シンプルな操作です
マッピーを語る上で 外せないのが“BGM”ですね
しかし、BGM以外にも 魅力の多いゲームだと思います
アイデアは秀逸
このゲーム、音楽で評価された感もありますが
ゲーム内容もとてもユニークです
設定も面白い
主人公はネズミの警官、泥棒がネコである
警官は泥棒を捕まえなければならないが、
ネズミがネコを捕まえるのは無理
逆に捕まってしまう
という部分を うまくゲームに盛り込んでいます
上下移動がトランポリン
トランポリンを採用した発想も面白いのですが、
トランポリンで跳ねている間は、敵(ネコ)に接触しても
構わないことになっています
<マッピー-トランポリンのシーン>
つまり、安全地帯
と言っても4回跳ねると トランポリンは破けることに
なっているので、それまでに床に戻らなければなりません
盗品を取り返すのが クリア条件
このゲームでは敵が
・ニャームコ
・ミューキーズ
・ご先祖様(タイムオーバー時)
といるのですが、これらを倒すのが目的ではありません
(点数は取れるので、スコア狙いなら倒します)
これらのアイテムを取っていきます
・ラジカセ
・テレビ
・マイコン
・モナリザ
・金庫
それぞれ2個ずつ取りますと ステージクリアです
ドアの開閉で敵を倒す
この時代、ゲームに定番などはなく アイデアこそが
ゲームの面白さ、と考えられていました
このゲームもそういった流れで、攻撃方法がドアの開閉
という変わったルールを採用しています
ただ、マイクロウェーブ(ゆっくりしたビーム攻撃)も
あります
あと ゲームのルール上、敵を倒す必要がないので
逃げ回るのが このゲームの基本動作です
後に語られる?マッピー秘話
秘話ってほどでは無いかも知れませんが・・・
マッピーはゲームがオリジナルではない?
実はマッピーというキャラクターは、
1981年に迷路を自走するロボットとして登場
ゲームより先にデビューしてますね
<マッピーキットのチラシ>
このチラシはゲーム版マッピー発売後のものなので、
ゲームに寄せてきてるかも
アーケード版はパッとしなかった?
人気のなかったマッピーの基盤を流用して
「ドルアーガの塔」を作ったという話もあります
たしかに「ドルアーガの塔」って、マッピーっぽい
中途半端なスクロールをしますね
マッピーも 実は中途半端なスクロールゲームです
<マッピー-ラウンド1の全画面>
2画面ちょっと分(だけの)、横スクロールします
ちなみにマッピーでは、“面”を ラウンド1、2、と数えます
マッピーの移植、続編は多い?
アーケード版はそれほど売れてなかったらしいですが
かなりの機種に移植されました
M5、MZ-80K/C、X1、MZ-1500、MZ-2500、
PC-6001mk2、PC-8001mk2SR、PC-8801mk2SR、
FM-7、MSX
などのパソコン版
ファミコン、スーパーカセットビジョン
ゲームギア、プレイステーション
のコンシューマ版
あと、Windows版もありました
続編は、
・ホッピングマッピー
・マッピーランド
・マッピーキッズ
・マッピー・アレンジメント
などです
マッピーの最後はどうなる?
昔のゲームなのでエンディングはなく、
延々と続くタイプです
ラウンド構成は
ROUND *1 通常面
ROUND *2 通常面
ROUND *3 ボーナス面
ROUND *4 変則地形面
ROUND *5 変則地形面
ROUND *6 変則地形面
ROUND *7 ボーナス面
ROUND *8 ベル面
ROUND *9 ベル面
ROUND 10 ベル面
ROUND 11 ボーナス面
ROUND 12 落とし穴面
ROUND 13 落とし穴面
ROUND 14 落とし穴面
ROUND 15 ボーナス面
ROUND 16 通常面
となっていて、16面の繰り返しが続きます
16面の中には 3つずつのグループあり、
3つ目がやたら難しいです
ROUND 14は 超難関
これをクリアすれば 次はボーナス面なので
ぜひクリアしたいです
<マッピー-ROUND14(アーケード版)>
金庫2つは左右の袋小路にあるので、最低でも
1つはリスクをおかして取りに行きます
落とし穴はマッピーが通過してしばらくして
穴が開きます(敵も倒せるがマッピーも死ぬ)
穴はしばらくすると 床に戻ります
この時間は感覚で覚えよう
ROUND 16をクリアすると・・・
ROUND 17が始まるだけです
1周(16面)するだけでも、
たいした技術が必要だと思います
コメント